リヨンそぞろ歩き

Basilique Notre-Dame de Fourvière(2017)/ © Point2vue410

2017/8/19〜21まで、リヨンに約1年半ぶりに滞在して参りました。
リヨンといえば、私が近郊2年、市内10年と計12年と住み続けてきた街で、自分の滞在年数と同時に、街の変遷を見続けてきた場所でもあります。

こんなことを言うのもなんですが、ちゃんと宿をとって、じっくり滞在するのが、実は、はじめてで、今まで住んでいた街に旅行者と同じ目線で滞在するのは、不思議な感じであると同時に、1年半離れて見てきたからこそ、改めて実感したリヨンがそこにはありました。

今回は12年の在住があったからこそ、味わえる観光ガイドブックにはないリヨンをご紹介したいと思います。

まず、ガイドブックでリヨンの項目を見ると、決まって出てくるのがこの景色(写真下)

Place Bellecour(2017)/ © Point2vue410

リヨン中心部を代表するPlace Bellecour(ベルクール広場)、そして、写真右奥には旧市街を代表する建造物Fourvière(フルヴィエール寺院)が見えます。

実は、写真ではわかりづらいのですが、写真右奥に道がありまして、そこからフルヴィエール目指して、まっすぐ進むと、途中、la Saône(ソーヌ川)が見えるので、そこにかかる橋を渡ると、すでに、そこはVieux Lyon(リヨン旧市街)のゾーンに入ります。距離としても歩いて、5分もないはずです。
ちなみにVieux Lyonとこの辺りの場所は、【リヨン歴史地区】として世界遺産に1995年に登録されております。

la Saône(2017) / ©Point2vue410

ここでリヨンといえばという代表的なスポットを写真にまとめてみました。

 

以上のような場所が代表的な観光スポットで、この場所をピンポイントで巡る場合、フルヴィエールの丘を昇る際には、傾斜があるので、ケーブルカーを使うことがあったとしても、ソーヌ川を隔てた程度の距離なので、コンパクトに回れる範囲です。1回その場所に到着すれば、場所の詳細で迷うことはあっても、範囲を大幅に間違えるということはまず、ないでしょう。

la Saône(2017)/ ©Point2vue410

このように観光客が多く訪れるVieux Lyonなのですが、実はどういうわけか、St. Jean(サンジャン大聖堂)に引き込まれるように、大聖堂方面に向かって進む人が多いのですが、本当の旧市街の魅力は、実は反対側にあるのです。上の写真の右側の影になっている部分がその範囲、St. Georges(サン・ジョルジュ)地区です。で、St.Georges地区で撮影した写真が下のアルバムです。

Cathédrale St. Jean(2017)/ © Point2vue410

また、アルバム内にある写真で、ケーブルカーが写っているものがありますが、これは、地下鉄D線、ケーブルカー停車駅Vieux Lyonの地上階に出て真下から撮影できるスポットがあり、そこで撮影したものです。赤いケーブルカーは観光地でおなじみFourvière(フルヴィエール寺院)方面、オレンジのケーブルカーはSt. Just行きで、途中ローマ劇場駅にも停車します。(どちらかというとオレンジのケーブルカーの方が、地元の方も多く乗っていらっしゃいます。)

St. Georges地区の方が、ローカルの方々が集っている風景があったり、前回の記事で取り上げたリュミエール兄弟の展覧会でも映写機で撮影していた Café du Soleilとかがある場所も実は、こちら側なのです。旧市街で集う人々のあり方、共存、人情味溢れたリヨンの風景の一部を垣間見ることができるのです。

Gare des Brotteaux(2017)/ © Point2vue410

続きましては、Brotteaux(ブロットー)地区。
実は私、この地域にずっと住み続けてきたもので、私自身にとっても、一番馴染みのある場所でもあります。
ここは観光スポットというわけではないのですが、もし、リヨン滞在で、時間が余ってしまった場合、何かとつぶしがきく場所ではないかと思います。その理由は、Brotteauxが位置する場所と環境。

理由1つ目。それは、【TGV停車駅からほど近いこと。】

もし、あなたがリヨンへ訪れる際、電車か飛行機(直接、リヨン空港利用の場合)でリヨン市内アクセスを考えている場合、電車だったらTGVという選択肢を考えると思います。よく、ガイドブックでもパリからリヨンまではTGVで約2時間と書かれています。その際、リヨンの停車駅を考える場合、リヨンには2つのTGV停車駅があるのですが、1つは【Lyon Part-Dieu】、もう1つは【Lyon Perrache】ですが、かなりの高確率で、【Lyon Part-Dieu】が多いのです。
飛行機の場合もリヨン空港から市内へアクセスする場合、Rhône Expressという電車に乗りますが、必ず到着するのが、Lyon Part-Dieu駅です。(但し、Rhône ExpressはPart-Dieu地区繁華街とは反対側の地区の停車となるので、到着後は、SNCFのLyon Part-Dieu駅を突っ切って、Part-Dieuショッピングセンター側の繁華街側に出る必要あり。)

もし、【Lyon Part-Dieu】を選択した場合、実は、このBrotteaux地区とLyon Part-Dieu駅の距離。地下鉄1駅、徒歩5分〜10分程度の距離。しかも道は駅からまっすぐで、ほぼ、間違えることはない。。。ということで、TGVの待ち時間、でもまだ、少し時間があるから、あともう1箇所回りたいんだけどという時には、ここがもってこいなんです。

あまり、ガイドブックにも載っていないのですが、実はこの上の写真の駅舎、1980年代前半、現在の【Lyon Part-Dieu】駅が開業するまで、現役で使われていたフランス国鉄の駅舎で、今もなお、現存しています。当時の駅舎構内見学は特別な時でない限り、残念ながら、基本非公開なのですが、但し、この建物の一部に、日本でも有名なポール・ボキューズのブラッスリー【L’Est】が入っておりまして、そこでお食事をされる場合には、その名残を少し垣間見ることができます。

しかし、外観をじっくり味わうだけでも一見の価値はあると思いますので、是非、押さえておきたいスポットでもあります。
また、周辺は広場になっており、駅舎だった当時の名残、そして、賑やかだった駅前周辺に今もなお残るレストラン街が当時の面影を想像させます。

続きまして、理由2つ目【広場を中心に、レストランの名店が多くある地域、グルメの方必見!】

実は、この場所周辺、先ほどのブラッスリー・ポールボキューズ、老舗ブラッスリー、ミシュランの星付きレストラン、1つ星、2つ星など、名店が密集している地区でもあるので、実は、旧市街やリヨン中心部のレストラン街よりもこちら界隈の方が穴場だったりします。また、線路向こう側の地域は、ビジネス街なので、周辺の方のランチのためのお店も多数あるのです。グルメの方も是非、注目です。

 

Parc de la tête d’or (2017)/ © Point2vue410

最後に、理由3つ目。【リヨンを代表する公園、Parc de la Tête d’or(テットドー公園)にもほど近いこと】

もう少し、時間に余裕のある方は、Brotteaux駅周辺で昔の駅舎探訪だけだと、基本、観光地ではないので、少々、退屈してしまうかもしれません。そんなときは、もう少し、Lyon Part-Dieu駅を背にして、北へ向かってみましょう。Boulevard des Brotteauxという大通りをそのまま駅とは反対側にまっすぐです。歩いても5分〜10分かからないと思います。また、大通り沿いを道なりにまっすぐなので、迷うこともありません。

そうすると、私が前回、【Nature à Lyon 2017/ リヨンの自然2017】のフォトアルバムで撮影したスポット、Parc de la Tête d’orにぶつかります。とにかく、広大な公園で、園内には、無料なんだけど、クオリティーが高く、楽しめる植物園、動物園、憩いの池、そして、撮影でも多数登場した森林。また、季節によっては、素敵なローズガーデン。。。私の中でもリヨンと言ったら。。。まず、名前が出てくる場所と言っても過言ではありません。また、運がいいと野生のリスにも出会えますよ。

なので、時間に余裕がある場合は、Parc de la Tête d’orとセットで。。。ということもできるので、何かとつぶしが効くスポットなのです。もちろん、ガイドブックには紹介されていません。。。(苦笑)

Confluences (2017)/ © Point2vue410

最後に、近年、再開発地区として、新たな魅力を発信するエリア、Confluences(コンフリュアンス)地区。ここは未来的で斬新なデザインの博物館Musée des Confluences(コンフリュアンス博物館)や川沿いのウォーターフロントアーバンライフを意識した現代的なアパルトマンが立ち並び、近くにはショッピングセンターもあります。新しいリヨンの在り方を提示している地区という感じでしょうか?

休日ともなると、川沿いの遊歩道で散歩したり、停泊しているクルーザー船を眺めたり、また、夏の天気のいい時期には、川沿いのテラスのあるカフェで、思い思い過ごすリヨンっ子たちが多く、集います。
また、この地区ですが、近隣のショッピングセンターとリヨン中心部を結ぶ水上バスがあるので、水辺を意識した街づくり、快適なスポットとして注目されています。

最後に昨年秋、くまモンがリヨンを訪れていたらしいのですが、その時の動画を見つけました。

© 朝日新聞社

もしよろしかったら、以前、リヨン在住時に撮影したアルバムも多数、サイトにありますので、合わせてお楽しみいただけるとうれしいです。
▶︎https://goo.gl/EePPPL